ドッグフードで毛並みが変わる

愛犬の毛並みや毛のツヤが悪くなる原因は、大きく2つ考えられます。

ひとつは、ブラッシングです。
毛が抜け変わる時期は、ブラッシングをしないと毛が絡みあって毛玉になります。
さらにゴミなどがついて皮膚にも悪い影響をあたえてしまいます。
つやを出すために特別なシャンプーを使う必要はありませんが、月に1~2回はシャンプーをしてあげることも大切です。
そして、ブラッシングは定期的におこなうことが重要です。

シャンプーやブラッシングをしているのに、毛並みが悪くなった場合は、ドッグフードが原因と考えられます。
皮膚や毛を作っているのは、タンパク質です。
犬は人間の約3倍の量のタンパク質が必要といわれています。
人間の感覚で考えていると、すぐにタンパク質不足になってしまうのです。

また、ドッグフードでタンパク質は十分に摂取できていると思っても、タンパク質不足になっている場合があります。
タンパク質を食べてもそのタンパク質がしっかりと吸収されなければ、意味がありません。
ドッグフードのタンパク質が、「動物性タンパク質」なのか「植物性タンパク質」なのかを確認して下さい。
犬は元来肉食なので、穀類の消化は苦手です。
つまり、小麦やコーン、大豆、米などの植物性タンパク質は効率的良く吸収できないのです。
タンパク質は、牛肉やラム肉、鶏肉などの動物性タンパク質がベストです。

さらに、脂質も大切です。
脂質が不足すると皮膚の病気にかかりやすくなり、毛並みも悪くなります。
脂質に含まれる必須脂肪酸には、血流の改善や悪玉コレステロールの排除、皮膚の調整など様々な効果があります。
皮膚が調整されれば手並みも良くなります。
但し、脂質はカロリーが高いので、良質のものを選ぶことが大切です。
動物性のタンパク質と良質の脂質を含んだドッグフードなら、手並みも良くなるはずです。
手並みの良し悪しは、愛犬の健康のバロメーターです。
定期的なブラッシングと愛犬の健康を考えたドッグフードを選んであげましょう。