ドッグフードの密閉容器

ドッグフードには、「ウェットタイプ」と「ドライタイプ」があります。
「ウェットタイプ」のドッグフードは、水分を多く含んで柔らかく食べ応えがあるので、ワンちゃんには人気です。
しかし、ウェットタイプのドッグフードは、水分が多い分、開封するとカビや雑菌が繁殖しやすくなります。
愛犬の健康のためには、1回で食べきることが大切です。

万が一、残った場合は、清潔な密封容器などに入れて冷蔵庫で保管すれば、1日~2日は大丈夫ですが、味が変わると食べなくなることもあるので、極力1回で食べきるようにしましょう。
ドライタイプのドッグフードは、長期保存が可能ですが、開封したままで放置しておくのは良くありません。
ドライタイプのドッグフードには様々な栄養素が入っていますが、その中の脂質に問題があります。
脂質は空気に触れると酸化して、過酸化脂質に変わります。
この過酸化脂質は、動脈硬化やガン、アレルギー、心筋梗塞などの原因になる危険な脂質なのです。

ドライタイプだからといって、開封したままにして置くのは危険です。
開封した後は、チャックのついた食品用のポリ袋や密封容器に小分けして保存しておくのがベストです。
日に当たらない場所で常温保存します。
冷蔵庫は避けて下さい。
冷蔵庫に保存しておくと取り出したときに結露がついて、その水分がカビや雑菌を発生させる可能性が大きくなります。

ドライタイプのドッグフードは、一袋に入っている量が多いので飼い主には経済的です。
しかし、密封していれば長期保存は可能ですが、開封したらきちんと保存していなければ傷んでしまい、ワンちゃんの食いつきも悪くなり、結果ムダになってしまいます。
また、長期保存のものには、当然酸化防止剤などの添加物が使用されています。
愛犬の健康を考えるならば、極力添加物のないドッグフードを選びたいものです。

どちらにしても、ドッグフードの性質を理解して上手に保存することが大切です。
色々な工夫して密封容器などを活用して下さい。
ドッグフード専用の密封容器も市販されているので、使ってみるのも選択肢の一つですね。