ドッグフードを変更する時の注意点

世の中には、様々なドッグフードが販売されています。
色々なドッグフードに切り替えて試してみる飼い主の方も多いでしょうが、ドッグフードを切り替える時には、注意したい点がいくつかあります。
まずは、「一気に変更しない」ことです。
主原料が穀物から肉の物に変える場合やドライタイプからウェットタイプに変更する場合は、特に注意して下さい。

元来肉食の犬にとっては、主原料が穀物のドッグフードは消化が上手にできませんが、そのドッグフードに慣れてしまった愛犬にとっては、肉が主原料のドッグフードでは消化器官が驚いて下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。
新しいドッグフードに切り替える場合は、「徐々に切り替える」ことが大切です。
最初は、今までのドッグフードを8割に対して新しいドッグフードを2割ぐらいの配分にして与えます。
体調に異変がなければ、徐々に新しいドッグフードの割合を増やしていきます。
1週間から10日ぐらいかけて移行していきますが、胃腸の弱いワンちゃんの場合は、もう少し時間をかけて変えていくようにしましょう。

ウェットタイプのドッグフードは、水分が多いので見た目よりも栄養分が少なくなっています。
本来は、その分多目に与えた方が良いのですが、ドライフードから切り替える場合は、見た目の量で配分して、完全に切り替わってから増やすようにします。
この「徐々に切り替える」ことが基本ですが、食物アレルギーなどを起こしている場合は、アレルギーに対するストレスの方が愛犬には苦痛なので、すぐに切り替えてあげましょう。

また、愛犬の食物に対する反応をみるために、一気に変えた方が良いという意見もありますが、下痢や嘔吐は愛犬の負担になるので、徐々に切り替える方法をおススメします。
但し、徐々に切り替えても下痢や嘔吐が頻繁に起こす場合は、ペットフード以外の原因が考えられるので、動物病院で調べてもらうのが安心です。

愛犬の健康を願ってドッグフードを変える飼い主の気持は、残念ながら愛犬には伝わりません。
普段食べなれているものが変わるのは、愛犬にとってはストレスになります。
そのストレスを少しでも少なくするためにも、ドッグフードの切り替えは徐々にすることが重要ですね。