便からドッグフードを見極める

愛犬の健康状態を判断するのには、人間と同じで「便」の状態を見るのが早道です。
毎日の散歩などで排便した際には、必ず便をチェックしましょう。

理想的な便は、適度な硬さがあり茶褐色もしくは黒色のバナナの形をしています。
このような便が、1日2回ぐらい出れば健康といえるでしょう。
普段食べる量が少ないワンちゃんの場合、コロコロした便になることがありますが、これに問題はありません。
ティッシュでつまむと潰れるような便は軟便です。
軟便の原因は、病気やストレスが考えられますが、ドッグフードが影響している場合も少なくありません。
ドッグフードが原因の軟便は、色が薄い茶褐色や黄色で、おならや便のニオイが臭い場合が多くなります。
ドッグフードの原材料が植物性のものや穀物のものだと、消化不良を引き起こしやすくなるので、ドッグフードの原材料をチェックして下さい。
また、食物繊維を与えすぎても軟便になる可能性があります。
下痢になる場合は、ドッグフードに含まれている添加物や化学物質が原因になることもあるので、極力添加物のないドッグフードを選ぶようにして下さい。
細い便やトイレシートに便の跡が残るのも軟便なので、ドッグフードの原材料や添加物などを確認して下さい。
便に血が混ざっている場合は、消化器系の病気や炎症を起こしている可能性があるので、 動物病院で診断してもらいましょう。
排便の量が少なかったり、硬い場合もドッグフードが原因の可能性があります。
ドッグフードの中には、下痢を引き起こさないように便を固める成分(クレイ・モンモリナイト・ピーナッツの殻など)が含まれているものがあります。
普通の便をしているワンちゃんが食べると便が硬くなってしまいます。
ドッグフードの成分をしっかりと確認しましょう。
ワンちゃんの健康には、動物性のタンパク質で添加物が含まれていないドッグフードがオススメですが、体質や年齢などで合うドッグフードも違ってきます。

そのためには、愛犬の便の状態をチェックして、愛犬の状態に合ったドッグフードを選ぶことが大切です。