一言でドッグフードといっても、様々な種類のドッグフードが販売されています。
格安なドッグフードも色々ありますが、ドッグフードで怖いところは、原材料が「ミート」と表示されていても、肉以外の部位や死んだ動物の肉が使用されているものが少なくないことです。
また、保存のための酸化防止剤や着色料、甘味料など様々な添加物が含まれています。
有害な添加物の規制はありますが、ドッグフードに関しては人が口にする食品のように厳密ではありません。
ドッグフードに含まれる添加物が原因と考えられるアレルギーを持つ愛犬も多く、アレルギーにならなくても愛犬の健康維持には悪影響を与えかねません。

そこで、注目を浴びているのが、「無添加ドッグフード」です。
無添加ドッグフードは、その名の通り、酸化防止剤などの添加物を一切含んでいないドッグフードのことです。
但し、注意したい点は、無添加ドッグフードといっても原材料に添加物が含まれているものもあります。
日本の場合、ドッグフードの基準が緩いので、このような無添加ドッグフードが流通してしまうことがあります。
ペットフードに対して基準の厳しいカナダやドイツなどの無添加ドッグフードから選ぶのが安心です。

無添加ドッグフードは、愛犬の健康を考えて作られたものなので、動物性タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養もバランスよく配合されています。
安心安全のドッグフードといえるでしょう。

愛犬に優しいドッグフードですが、飼い主にとってはやや問題もあります。
それは、一般的なドッグフードに比べて金額が高いことです。
毎日与えるものですから、月々の負担は大きくなります。
さらに、無添加ドッグフードは酸化防止剤が含まれていないので、鮮度が落ちるのが早くなります。
1回で食べきれないと、残ったものはすぐに品質が低下してカビなどが生えてしまいます。
残ったものは捨てるしかないので、無駄も多くなります。

飼い主にとっては、経済的な負担が大きい無添加ドッグフードですが、愛犬の健康を考えれば、多少の出費は仕方ないでしょう。
特に、アレルギーで悩まれているワンちゃんには是非、無添加ドッグフードを選んであげて下さい。