ドッグフードは年齢に応じて変える

ドッグフードには、「子犬用」「成犬用」「高齢犬用」など対象年齢が表示されているものが多くあります。
年齢別に分かれているには、当然理由があります。

犬の成長は、大きく「幼犬(パピー)」「成犬」「老犬(シニア)」の3段階に区別されます。
幼犬は、小型犬で生後1年まで、大型犬で1年半ぐらいの時期です。
この時期はまだ消化機能が発達していません。
しかも体が小さいので1回に摂取できる量も少なくなります。
食事も高カロリーのものでないと栄養不足になってしまいます。
このため、子犬用のドッグフードは高カロリーな設定になっています。
生後6ヶ月までは、1日に与える回数を3回~4回と多くするようにしましょう。

成犬は、1歳~7歳ぐらいまでです。
消化機能も発達して、1回に食べられる量も多くなります。
食事は朝夕ずつあげるようにします。
成犬用のドッグフードは、犬種や体格に合わせて選ぶようにしましょう。
大型犬に小型犬用のドッグフードでは、栄養不足になるので、注意して下さい。

7歳以上の老齢犬になると、運動の量が減り消化機能も悪くなり、必要な栄養素の量も成犬の三分の一ぐらいに減少します。
成犬用のドッグフードではカロリーが多く肥満になる恐れがあり、消化器官にも負担を与えるので、カロリーを控えた高齢犬用のドッグフードを与えるようにします。
また、筋肉が衰えてくるので、良質のタンパク質を含んだドッグフードがオススメです。
関節を強くするコンドロイチンが入ったものも効果的です。
このように、年齢に合わせてドッグフードを選ぶことは大切です。
但し、成犬でも5歳過ぎると、高齢犬のように運動不足や食事の量が少なくなる場合もあります。
このような時は、高齢犬用のドッグフードを与えてあげましょう。

また、肥満犬に関しては、食物繊維の多い低カロリーのドッグフードを選ぶことも大切です。
ドッグフードを切り替える場合は、急に替えると吐いたり下痢になったりすることがあるので、今までのドッグフードに少しずつ混ぜていくようにします。
1日に新しいドッグフードを1割ぐらいずつ足して、10日ぐらいで切り替えるのが良いでしょう。
愛犬も人間と同じです。
成長過程に合わせた食事の取り方が大切ですね。